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劇作家、演出家の田辺剛による「表現」をめぐる思索の軌跡です
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fullsize『微熱ガーデン』(2016年上演/脚本・演出=田辺剛/スペース・イサン(京都)にて)
《演出より》
「孤独」と「悪」を軽やかに演じられる俳優を探しています。
このたび下鴨車窓のレパートリー第二弾ということで『微熱ガーデン』という作品を立ち上げます。登場人物は女子大生2人と同世代の男1人ですのでおそらく若め※の座組みになろうかと思いますが、向こう数年に渡って上演していくつもりですので一つの作品にじっくりと付き合っていただける方に興味をもってもらえれば嬉しいです。悪意なき悪に絡まれて孤独になった若者たちの物語です。お話にある種の重さがすでにあるので重いことを軽やかに演出できればと思っています。素敵な方がたくさんいて選びきれなければチームに分けて上演をするなど考えてもいます。ご応募お待ちしています。 田辺 剛
※女性は女子大生という設定ですが演じる本人が実際に大学生である必要はありません。応募条件としては年齢不問です。
《企画について》
下鴨車窓の新たなレパートリー
劇作家・演出家の田辺剛が主宰し京都を拠点に創作・公演をしている現代演劇のユニット「下鴨車窓」は、演劇作品『微熱ガーデン』を2018年11月頃から京都をはじめ国内数都市で上演いたします。この作品は2016年12月に京都にて初演された作品で、2018年度からは下鴨車窓のレパートリー作品として以降数年にわたり全国を巡演する予定です。下鴨車窓はすでに『渇いた蜃気楼(旧題「わたしの焦げた眼球/遠視」)』を初めてのレパートリー作品として2014年度から巡演し2017年度までに11都市12会場で上演してまいりました(今後も上演予定)。このたびはレパートリー作品を新たに増やすことで下鴨車窓としての公演活動をより多岐にわたって展開するきっかけにしたいと思っています。
多大な時間と労力、費用をかけて作った新作が数えるくらいのステージで消費されるように終わってしまうことへの長年の疑問から『渇いた蜃気楼』という作品を「レパートリー化」することでその解決策にしようとする試みは、予想を超える手応えを得ることができました。場所を変えさまざまな観客の前で作品を披露する中で、俳優の演技はより安定と奥行きを増しそれは作品にも反映しました。幸いにも作品は一定以上の評価を得られ続けることができて、さまざまな地域で上演するごとに新聞評やいわゆる口コミが広がっていく良い循環が生まれました。こうした経験を踏まえて第二弾となる新たなレパートリー作品の創作と上演に臨みます。
「不気味な美しさと哀しさを湛えた舞台」(演劇雑誌「テアトロ」2017年3月号の劇評より)
『微熱ガーデン』は、もともと下鴨車窓が主催する若手育成のためのプロシェクト「fullsize」に参加した俳優志望の若者とつくった作品でした。登場人物は二人の女子大生と一人の同じ世代の男です。20代の若者を取り巻く閉塞感を描写しようとした作品でした。その舞台は演劇雑誌に取り上げられるなど好評を得ることができ、また戯曲としましては2017年12月18日現在で第24回OMS戯曲賞最終候補に選ばれています。
新たなクリエイションで質の高い作品へ
『微熱ガーデン』をレバートリー化するにあたり出演者は初演のメンバーではなく、このたびオーディションを開催し募ることにいたしました。もう一度じっくりと舞台の創作に取り組むことでこの作品の可能性をさらに押し広げ多くの観客を魅了できるよう目指したいと思います。創作(稽古)は京都で行い向こう数年にわたって各地への巡演を始めます。ご興味ある方、どうぞ奮ってご応募ください。お待ちしています。
《資料》
◯『微熱ガーデン』戯曲
OMS戯曲賞サイト(無料/期間限定の掲載)→ 移動する
amazon(有料)→ 移動する
◯下鴨車窓のレパートリー第一弾『渇いた蜃気楼』
2017年版プロモーションビデオ→ 移動する
2017年版特設サイト→ 移動する
◎下鴨車窓をご存じない方はぜひホームページをご覧ください。田辺の戯曲も電子書籍で販売しています。