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新作「書庫」京都公演のご案内


田辺がアトリエ劇研ディレクターに就任し、下鴨車窓はアトリエ劇研のプロデュースのもと創作を続けることとなりました。新たにスタートを切った第一弾の公演。寓話性がさらに強まった劇世界をぜひご覧ください。

[日時]11月7日(金)〜11日(火) 全6ステージ
    7日(金)19:00/8日(土)14:00,19:00
    9日(日)14:00/10日(月)19:00※/11日(火)19:00
    ※ポストパフォーマンストークあり(ゲスト未定)
[場所]アトリエ劇研(京都)
    2009年2月に東京公演、3月に名古屋公演もございます
    東京、名古屋公演についてはこちら

※京都公演のチケット予約はこちら
[予約管理システム:シバイエンジン

下鴨車窓#5「書庫」

 知らない時代の、遠い世界の話。
 その町の自慢は図書館だという。ひときわ目立つ建物。充実した蔵書。特に貴重な図書は地下六階にある書庫に納められている。ずいぶん昔に、本好きの町長が熱心に取り組んだ成果だ。そのかつての町長のやる気といえば、図書の収集のためにと町を訪れる旅人から本を奪うほどのものだった。そんな長い歴史を持った図書館だ。それにしては住民の出入りはそれほどでもないという。
 国境で隣国との争いが起こり町にも不安が広がると、書庫の蔵書は安全な場所へ移動させられることになった。安全な場所とはいってもそれがどこであるかは知らされていない。だんだんと失われる本。本がない書庫はただの穴蔵のようにも見える、そんな場所になりつつあった。
 残り少ない本とともに置き去りのようになっているのは、司書とその妻だ。二人はもう長い間、その地下六階の書庫に住み込みで働いているのだった。時を知らせる鐘が鳴ると二人は起床し働き始めるのだが、本が運び出されるようになってからは仕事のしようがなくなっていた。もっとも、本があったからといって忙しいわけでもなかったが。
 妻はふと地上に干したままになっている洗濯物のことを思い出した。風に吹かれてゆれているであろう洗濯物。旦那に取り込んできてくれと頼むが断られる。どうせすることもないのにと妻は腹を立てている。

「農夫」という舞台作品に流れていたものは時代の変わり目の感触だった。過去の出来事をあつかう場合、物語にするという方法をつかうと歴史とひとまずは結びつけたような感じになるが、歴史の変化の「感触」というところまでは導入できない。「農夫」にそれがあったのは、布に字を書くという行為にこだわったからだと思う。それにしても退屈だった。語りに躓くと舞台の時間は弛緩する。しかしその何ともいえない時間こそが演劇である。次回作、「書庫」というタイトルからして退屈そうだ。また大いに退屈したい。
松田正隆

アトリエ劇研プロデュースvol.1
京都芸術センター制作支援事業
平成20年度(第63回)文化庁芸術祭参加公演

[日時]11月7日(金)〜11日(火) 全6ステージ
    7日(金)19:00/8日(土)14:00,19:00
    9日(日)14:00/10日(月)19:00※/11日(火)19:00
    ※ポストパフォーマンストークあり(ゲスト未定)
[場所]アトリエ劇研(京都)
    2009年2月に東京公演、3月に名古屋公演もございます
    東京、名古屋公演についてはこちら

[脚本・演出]田辺剛
[出演]大熊ねこ(遊劇体)
    ハラダリャン
    高澤理恵
    河合良平(インテレ−P)
    宮部純子

[舞台監督]西田聖(GEKKEN staff room) ※東京、名古屋公演のみ[舞台美術]川上明子(GEKKEN staff room)[照明]魚森理恵(GEKKEN staff room)[音響]小早川保隆[演出助手]藤本隆志[制作]木村悠介[プロデューサー]杉山準[主催]アトリエ劇研(特定非営利活動法人劇研)/下鴨車窓

[料金]一般2,800円/学生2,300円(日時指定自由席)
*開場は開演の30分前、受付は開演の60分前に開始いたします。
*演出の都合により開演後のご入場をお断りする場合がございます。
 ご了承ください。
*未就学児童のご入場はお断り致します。

[お問合せ]アトリエ劇研 Tel=075-791-1966(10:00〜18:00)
             E-Mailはこちら
 ※本公演より問合せ先がアトリエ劇研になりましたのでご注意ください

※京都公演のチケット予約はこちら
[予約管理システム:シバイエンジン
 ※2009年2月の東京、3月の名古屋公演についてはこちら


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