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紫の色に誘われて


二条駅で降りて、まだ雨は降っていて傘は持っていたけれど家に帰るのがちょっと億劫になって。時間もあるし久しぶりに映画でも観るかと二条駅の隣にある映画館へ行った。
 今の時期、何の映画があってどれが話題なのかとそういうことをまったく知らず、いろいろ見ていたなかで見つけたのがウォン・カーウァイ監督の「MY BLUEBERRY NIGHTS」だった。ウォン・カーウァイ監督についてはソウル滞在中に知り合った友人というか先輩というかなんと紹介していいか分らないが、とにかくその人に強くすすめられてDVDも貸してもらって何本か見たことがある。その監督の最新作だという。
 あらすじを読んで、その監督の十八番というかそういうストーリーラインだけれど、要は失恋した女性がもう一度やり直そうとするまでの軌跡みたいなことで、ふだんのわたしならなかなか自分からすすんで見ようとは思わない。が、いつも自分の好みばかりでそれ以外を排除してしまうのもいかがなものかと一人で突っ込みをいれつつ逡巡する。

 決めてはポスターにある紫色の文字だ。黒地に紫の色で「MY BLUEBERRY NIGHTS」と書いてあるのが素直にきれいに感じられてチケットを購入した。

 終演後、後ろにいたカップルが「ビジュアルだよね」と話していたのが聞こえて。そう確かにね、きれいな映像と洒落た音楽。ストーリーは陳腐と言えばそうなのかもしれないけど、そういういちゃもんもちょっと馬鹿らしく感じられる。素直に見て心地よくなればいいと、そういう作品だと思えばいいのだろう。そうしたある徹底した演出の技は率直に尊敬する。
 特に誰かに強くおススメしようとも思わないけれど、こういう作品をわざわざ映画館で見るなんてこともわたしにすると珍しいことだから、今日は記録として書いておこうと思う。いい映画だった。

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